広告の運用も運用管理もめちゃめちゃ技術職だよねって話

どもです。

 
 
 
今日は広告運用についてのお話。
 
うちでは広告運用を内製化している案件、
外注化している案件と両方ある。
 
 
内製に関してもかなり腕のいい運用者がいて、
外注もとっておきのところを使っている。
お客さんに結果を出してもらうことこそが個人事業主の戦略の全てだと思っているから、ここの人選は超本気。
 
かなり名も通っていて実績も確かなところだったり、
業界では超有名な会社の創業メンバーが立ち上げたりしている会社を使っている。
 
選定の際の基準もかなり条件を出して、それを通った人にしかお任せしない。
 
 
なんですけど、
広告の運用で実績を維持し続けるというのはなかなか大変。
 
 
今抱えてる外注案件全部、自分の方のチェックが甘くなると途端に実績が落ちる。
やってみてわかったけど、意外と腕のいい会社さんに頼んでもその実績を維持できなかったりする。
そして過去に遡って運用変化を見て修正していかないといけないから、結局外注に任せて管理している立場とはいえ、なかなか手間もかかるし自由にはならない。
 
 
これが外注と外注を管理するWEB担当の真実だよね。
外注がいくらしっかりやってるように見えても、それは外注だから
 
彼らはあなたからの報酬一本で生計を立てているわけではないから
他に顧客もいて、そうした人々に対応しなければいけない。
新規顧客も開拓しなければいけない。
そうした中、広告の運用というものすごい複雑な実務を効率化しながら運用しないといけないわけ。
 
んで、腕がいい人は平社員でいるわけにもいかず、
どんどん出世していくでしょ。
そしたら結局運用に手をつけるのは下っ端の人たちなんだよね。
 
どんだけ会社に実績があっても、
どんだけ創業者がすごくても、平社員の腕には関係ないよね。
 
もちろん創業者のリテラシーが低かったら終わってるけど、
創業者のリテラシーと下っ端の腕は関係ない。
彼らはマネジメントのプロではないし、
人選のプロではないし、


要は外注先の仕組み作りに問題がある事が多い。

つまり共有体制、チェック体制、人員配置、代理店との連携みたいなところですね。

 
 
社長なんかだと、
「1回設定すりゃ終わりだろ」みたいに考えている人もいますが、
全然そんなことない。
 
 
結局は顧客の実績に心の底からコミットしている人間がいて、その人が管理しないと結果は出てこない。
自分はクライアントのコンバージョンを400%以上にしたり、
コンバージョンそのままで予算を半分に削減した後に予算をあげてコンバージョンを250%にしたことなんかもある。
 
 
けどそうした時も広告の設計は全部自分でした上で、
外注さんに手を動かしてもらっていた。
 
クライアントの広告設計をする時は1週間近く使うこともあるし、
その後のメンテナンスも場合によっては月に4日つまり週1で行ったりする事もある。
 
 
広告の手法がリスティング広告でも、
コンバージョン状況を見て、配信先を見て、変化がないかを確認して、
予算の変更、削除ワードを登録して、
とやってるとかなり時間がかかる。
 
実作業それ自体もかかるんですけど
そこを外注化したとしても時間がかかる。
 
状況を把握して、
今何が起きているのかを脳内で完全に俯瞰できる状況にして、
手を打つ。ここの考える時間にものすごい労力がかかる。
 
 
リスティングでさえこれだから。
YDN,GDN,Facebook,Instagram,Twitter,YouTubeと媒体が増えていくと、
管理が煩雑になり肝を全く抑えない運用になっていきます。
 
 
結局何が言いたいのかというと、
広告運用は誰が運用するのかということが大事で、
外注に任せたとしても外注は「ただの作業屋さん」に落ち着くことが多い。
 
自分自身の事を一番よく知っているクライアント企業の担当者と、
絶対に結果を出すとコミットしている専門の管理者がいて、
その上で外注が機能していないとダメだよね。