大企業の戦略と独立系WEBコンサルの戦略

よく起業系のセミナーで言われることだけど、大手と戦っちゃダメだよと。

 

大手と同じビジネスモデルでやりあうと、必ず資金力で勝る大手が勝つ。

だからアフィリなんかでは大手が入ったら一撃で潰されるような分野の参入は避けるべき。ニーズが細分化されやすい分野(例えば英語とか)で参入するべきだと言われている。

 

で、これをWEBコンサルに当てはめてみると、アクセス解析レポートだけ渡して終了、みたいなビジネスモデルはとてもじゃないけど大手とやりあう事ができないから、やめるべきだと思う。

他にも、新規顧客開拓に力を入れて売り切り型商品を売るとか。

 

資金力のない個人やベンチャー企業は、他の会社が絶対にできないサービスを高額販売して、継続利益を重ねていくべきだ。

 

こうした事を意識した時に、「完全密着型で結果に100%コミットするパートナー型コンサルティング」というのはシンプルだけど非常に尖った仕組みではないかと思う。

 

理由は簡単。大手は契約内容に縛られて「あらゆる痒いところに手が届く」サービスというのは提供できない。1つ1つの商品をオーダーメイドで作っていくのは大手にとって至難の技だ。

 

また、「100%結果にコミット」というのも大手には難しい。

手は人材のレバレッジを効かせる分、1人1人の専門性が落ちる。イコールそれはコミュニケーションの時間短縮ができずサービス提供にいっぱいいっぱいになる事を意味する。目の前の顧客のために自分は何をできるのかを考える余裕がなくなる。

 

パートナー型コンサルティングというのもなかなか難しいのではないかと思う。その概念自体がサラリーマンには理解しがたいと思う。「継続的に契約が発生する事を見越して、経営者のビジョン実現のために今自分が何をできるのかを提示する」という事が難しそう。

ただの継続課金ビジネスに成り下がってしまいそうだ。

 

だから、初めは「完全密着型で結果に100%コミットするパートナー型コンサルティング」をしていって、そこから仕組み化を考える。

なかなかスケールが難しいWEBコンサルビジネスだけどこんな事を考えている。